サイディング工事とは?実施する意味や手順・費用を紹介
建物の見栄えを左右し、雨漏りなどから構造を守るために欠かせないのが外壁です。
サイディングは、その外壁を作る時に使われる部材の一種。
現在、注目が集まっている工事の方法なので、外壁工事や新築を検討中の場合は特に要チェックです。
1.サイディングについてわかりやすく
サイディングは外壁に貼り付けるタイプの部材です。
金属やプラスティックで作られた板状のパーツで、これをタイルのように敷き詰めることで外壁を作っていきます。
以前はモルタルを塗るタイプが主流でしたが、近年はサイディングが使われることが増えてきました。
モルタルは職人が素材を塗って乾かす工程が必要なため、時間がかかりますし費用も高めになります。
その点でサイディングは、工場であらかじめ作っておいた板を、
現場でカットして張り合わせるだけなので工期・費用面で有利です。
加えて素材も豊富ですし、デザインの幅も広いため、手軽に木目調や石組の外壁にかえることもできます。
なお、既存の外壁の上に重ねて施工することもできますから、
近年はリフォームの際にも利用されることが増えてきました。
2.サイディング工事の手順を簡単に
工事の契約が済んだら、まずは足場を作っていきます。
建物サイズにもよりますが、一日はかかると考えて良いでしょう。
足場が完成したら、次に既存の外壁を剥離していきます。
全てはがし終えたら壁の状態をチェックし、必要に応じて修繕したりしてコンディションを整えます。
下地の処理が済んだら、水きりと呼ばれる防水シートを設置。
水きりは、万が一サイディングが傷んだりしても、防水性能を保つために用いられます。
防水ができたら、サイディングを取り付けるための各種部材の出番です。
スターターや胴縁、役物と呼ばれるパーツがありますが、いずれを使うかは建物やサイディングの種類、
施工業者の方針によって異なってくるでしょう。
ここまでの下準備を終えたら、いよいよサイディングを組み付けていきます。
この段階では貼り付けるだけではなく、建物のサイズに合わせてカットしたり、
排気ダクトの穴を加工するような作業が必要です。
計画通りサイディングを貼り終えたら、次にシーリングと呼ばれる作業を行い、目地や隅の隙間を埋めていきます。
この作業で、防水性を高めるのです。
後は、足場を解体したら一連の工事は完了します。
なお、既存の壁の上に重ね張りする時も、工事の手順は基本的に同じです。
ただ、剥離作業が不要な分、費用削減・工期短縮効果があります。
3.サイディング工事に要する費用は割とリーズナブル
塗り壁に比べて工期が短いため、サイディング工事にすると費用面で有利になるケースが多いです。
相場は地域の違いなどによって差がありますが、一般的な一戸建て住宅ですと、
壁を張り替える場合は150万円から300万円位が目安となるでしょう。
対して、既存の壁に重ね張りをする場合は、100万円から250万円ほどと言われています。
このように相場に開きがあるのは施工業者などの違いもそうですが、
サイディング材自体も種類によって費用が変わるのが理由です。
基本的に窯業系の部材はリーズナブルですが、ALCと呼ばれる素材や、
タイルを使う場合には高額になりやすいとされます。
種類によって値段だけではなく、耐火性や耐久性も変わってきますので、じっくりと情報を集めていくことが大切です。
サイディング工事は素材選びが大切です。
デザインを一新して好みの外壁にしたい時にも、素材によって耐久性や耐震性が変わってきますから、
バランスを考えて選びたいもの。
まずは工務店に資料請求したり、実際に問い合わせてみて、最適な工事方法を検討していきましょう。
窯業系や金属系のサイディング工事は埼玉県の株式会社SEENOにお任せ下さい。
会社名:株式会社SEENO(せーの)
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